Neck
油分が多く赤黒い色のハカランダ指板。
ポジションマークはバルカン・ファイバー製、マットで光沢のない通称"クレイ・ドット"。
フレットは交換されております。
頭の"2"はストラトのモデルコード、"JAN 63"から63年 1月に作られたネックだとわかる。
62年頃からナット幅を選択できるようになり、アルファベットはその種類を表している。"B"の太さは標準サイズ、1 5/8インチ(41.275mm)となっている。
ボディ側のジョイントの塗装剥がれとネック裏に残った塗装が一致している。
62年後半から採用されるラウンドボード指板。木材の経年変化を防ぐため、トラスロッドを仕込みやすくするため等の説がありますが、サウンド面でも大きな影響を与えており、それまでのスラブボードの中低域が強調された鳴り方から、バランス良く芯がありながらも高音域が抜けるサウンドになっています。
オーバーラッカーによる艶感はすべりが良くスムーズな弾き心地。
1フレット付近にマスキングテープを貼ってみたところ。
滑らかな曲線を描く細身なシェイプになっている。
ネックジョイントには58年以降のマイクロ・ティルト・アジャストではないモデルに度々みられる約0.4mm厚のシムが入っている。
58年以降の上部までタップが切られたタイプのジョイントビス。
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